”Trace”レビュー~CD編

Traceジャケット

前記事のライブレビューにつづき、un Son de la Lumiereのレビュー、CD”Trace”編です。

ミニアルバム”Trace”には、次の3曲が入ってます。ライブ後、CDを聴いて感じたあれこれを。

Tommorrow

良枝先生作曲。この曲は、昨年の震災のあと、前に歩き出さなくちゃ・・・というイメージでつくられたそうです(ライブのMCより。ニュアンス違っていたらごめんなさい)。

CDであらためて聴いて感じたのは「朝の山・海岸・海」でした。ダイレクトな自然。

まあ、今住んでいるところで言うなら「知床連山を望む前浜か峰浜の海岸の朝焼け もしくは 連山に山登りして迎える朝(登ったことないけど)」ですな(笑)

クリスタルフルートは、Dフルート→Gフルートに持ち変えされてます。この2種類は、4種(※)のクリスタルフルートの中でも素朴であったかい音が出る管なんですよねー。パーッカッションが伴奏なので、ピッチに縛られずにそれぞれの笛がもつ「いい音」が出てると思います。

ライブレビューで書き忘れたのですが、常松さんがこのアルバム曲で使われてる”ドラムセット”は和太鼓を使われてるんです。

クリスタルフルートがもつ、篠笛にも近いような、それでいて「ガラスの音」もするような。民族楽器的な音色に和太鼓がマッチしてます。

ああ、この自然は知床っぽいな、と思ったときに、ちょっと涙が出そうになりました・・・

たぶんそれぞれの人が、自分の心にある一番深い自然をイメージして聴ける曲なのでは?

雨上がり

良枝先生作曲。ライブで聴いて、一番好きだ!って思った曲!(でも実は、CDを聴いたら、Tommorrowの順位が急浮上したので、甲乙つけられないんですが)

先生いわく、「雨が上がった後に、いろんな用事をこなさなきゃ、って思ってる感じをイメージした」らしい(これもニュアンス違ってたらごめんなさいですが)

クリスタルフルートはDピッコロを使用されてます。Dピッコロは、4種のクリスタルフルートの中では、一番派手というか、明るい音色が出る笛で、かつ、お祭りのときの艶のある篠笛みたな音色も出せる笛なんですが。

この曲は、元気な面を前面に出して、アクセント強めで吹かれてます。

うーん、この曲の表現は、他の楽器では確かにできないかも。笛では思いつかないな。あ、コンサートフルートではできるとは思うけど、もっと厚みのある音になっちゃうだろうな。

と、自分では吹けないくせに、うんちくだけは一人前(笑)

足音

常松さん作曲。ライブで良枝先生が、この曲大好き、っておっしゃってたとおり、何度も聞きたくなる魅力のある曲です。

曲が「雨上がり」から切り変わったときに、あ、普通のフルートの音だ。って、普通のフルーティストの人は安心?するのかもしれない。

”クリスタルヲタ”(クリスタルフルートおたく)として、ああ、やっぱしコンサートフルート君は、一人で全部の音出しちゃうのね。君はそういうやつだよね。って一瞬思うんだけど(笑)

この見事なまとまり感は、常松さんの才能なんだろうなぁという気がします。笛のよさが思いっきり引き出されてます。

足音、っていうタイトルもいいけど、なんか恋愛をイメージさせる曲だなぁ。。。

デートに遅れそうで走っていくドキドキ感とせつなさというか。誰かに対する情熱というか。色にするなら赤ですよねー。このCDのジャケットのような。

まとめ

と、あとでまた書き足したくなりそうですが、一旦この辺で。

ライブでは、それぞれの笛の違いが、なんとなくしかくりわからなかった方でも、CDで改めて聴くとハッキリわかるかも。

いろんな笛の個性を知って、これならやってみたいかも?って思う仲間が増えると嬉しいです。

もし次回作があれば、ライブレビューでも書いた曲たちや、「ログドラム」を使った曲が聞きたいなぁ。

もう、欲はつきません。

ちなみに、※では4種類と書いたのですが、クリスタルフルートの新しい管(デザインではぬぁいですのよ!)が発売されてるそうなんですよ!

こんどの記事でちょっと書きたいなぁ。